2025年3月9日に、本年度最後の地方の会となる、第1回北信越自由学園南沢会をホテルメトロポリタン長野にて開催。
2024年度の地方の会で最多となる58名が参加しました。

会発足の経緯
「北信越エリアに自由学園の地方の会を」と望まれるなか、2024年1月1日に令和6年能登半島地震が発生。
2023年度の本部委員会で北信越の会の開催に向けて具体的に動き始め、2024年度に前年度正副委員長、北信越エリア在住の南沢会員の尽力を得て、初開催を迎えることができました。

男子部49回生山下謙介さん(福井県にご自宅あり)、男子部51回生山下国太郎さん(新潟県) 、男子部52回生佐々木摂さん(長野県)、女子部74回生山下てるひさん(長野県)の4名が、幹事団として開催に向けて準備を進めてくださいました。
当日の様子
当日は、北信越エリアを中心とした南沢会員のほか、更科幸一学園長ご夫妻、塙 健司100周年記念募金委員長、自由学園広報室の藤 清人室長、協力会より森恵子会長、婦人之友社より大柳絵里さんが参加。
南沢会からは今年度の両委員長と副委員長、広報室、次年度委員会準備室のメンバーと、来年度委員長のJ74回生姫井まなさん、D54回生梶田一摩さんも参加しました。
そして、会員のほかに、学園でバスケットボールを中心にスポーツを指導してくださり、長野県が故郷の小林宏繁先生も参加してくださり、スピーチをいただきました。

南沢会の旗を掲げて参加者全員での記念撮影から始まり、その後場所を移して円卓を囲んで会がスタート。
冒頭、前年度委員長のD52千野晴信さんより、開会のご挨拶をいただき、北信越の会発足の経緯をお話しいただきました。
続いて行われた更科学園長の礼拝では、冒頭に令和6年能登半島地震で亡くなられた方を想い、黙とうをささげました。
十文字太郎委員長からの乾杯の発声ののち、歓談がスタート。
学年、男女が混ざったテーブルで話が弾みました。
更科学園長から自由学園の近況をご報告いただいた後、下はJ104回生、上はJ41回生まで、様々な年代の男女8名の出席者に、それぞれの近況や学園生活の思い出や印象に残っていることなどをお話しいただきました。

長くバイオリンを指導されていたJ54小幡あつみさんは、スピーチとともにバイオリン演奏も披露してくださいました。
最後は、小幡さんの演奏に載せて全員で「かかげよ旗を」を歌い、一次会を閉会。
二次会は、そのまま同じ会場内で歓談が続き、小林宏繁先生と、唯一福井県から来られたJ68森見晶子さんにお話をしていただきました。
小林先生からは「本物のバスケットボールを教えてほしい」と乞われて学園の先生になったこと、着任後に苦労されたことや、学園での教育を通じて「自分自身で考えること」を大切にされているといったお話しを伺いました。
皆様のお話を通じて、どの地域に行っても、時代や男女の違いがあるにもかかわらず、学園での思い出は、友達や寮生活、学園ならではの経験など、共通することがたくさんあると実感。
地方の会に参加すると、そうした共通する思い出を持った人たちが、学園と離れた場所で集ることの大切さを感じました。
また、北信越という新たな場所でそのような会が開かれたことを心から嬉しく思いました。
地方の会は、会の歴史や参加される方々によって地域ごとに個性があります。
北信越の会が、今後どのような会になっていくのかとても楽しみにしています。
今後も各地域の会に、多くの皆様にご参加いただければと思います。
最後に、会の立ち上げにご尽力いただいた2023年度本部委員会正副委員長、アドバイスをくださった各地方の会幹事の皆様、幹事団の皆様に心より御礼申し上げます。
【スピーチをしてくださった方々】
J96中野民和子さん、J104中野園子さん、D75内山琢朗さん、J70渡邉恭子さん、D44薄井武信さん、J59内田直子さん、J54小幡あつみさん、D29小宮慶洋さん、J41藤井奎子さん、小林宏繁先生、J68森見晶子さん(スピーチ順)