鹿島建設社員組合東京土木支部

豊かさと公正さを求めて

東京土木支部 第77期 基調

今期の活動方針について
第77期 委員長 井原 智知

≪はじめに≫

組合員の皆さま、日頃より組合活動へのご理解、ご協力ありがとうございます。
今期、新たに東京土木支部執行委員長を務めさせていただきます。
執行部一同、一致団結して、組合活動に取り組んでまいりますので、一年間どうぞよろしくお願いいたします。
執行部を代表して、今期の活動方針を申し上げます。

≪第77期活動方針≫

2024年度、建設業にも時間外労働の上限規制が適用されます。
働く時間の制約が強まる中、社業をより発展させていくためには、組合員の働き方に、今まで以上の「業務効率化」と「生産性向上」が求められることになります。
この大きな変革を迎える中において、皆様の意見やアイディアを聞き、皆が前向きに、楽しく働ける就労環境の実現を目標として活動してまいります。

今期は主に「就労環境の改善」、「賃金交渉」、「レクリエーション」の3項目を中心に活動してまいります。

【1.就労環境の改善】

1.就労環境の実態把握と組合員との意見交換

複数の職場を選定し就労意見交換会を実施、「就労環境の実態把握」、「こころの不調の早期察知と声かけ」、「業務のムダや業務の改善提案のアイディア収集と水平展開」を積極的に行ってまいります。

これまでも就労意見交換会の中で出た意見が業務改善につながることや、支部全体としての会社への要望に反映されるケースがありましたが、さらに皆さまの意見を会社への要望や、皆さまの業務改善に反映すべく活動していく所存です。

皆さまが発言しやすく、活発に意見を交換できる会になるよう工夫してまいりますので引き続きご協力願います。

2.具体的な業務効率化の推進と業務削減の働きかけ

75期、76期に会社との共催により実現したワークライフバランス社による「働き方改革セミナー」や、「中堅若手向けセミナー動画」は、会社や組合員の新しい働き方への意識改革の一助となったと考えております。

このような意識改革を引き続き広めていくことと併せ、今期はこれらの施策の次のステップとして、より具体的な業務効率化案、削減案を、先期の独自アンケート(不要な業務・書類)結果と上記①の就労意見交換会をもとに模索し、 実現に向かうよう働きかけを行っていきます。

「働き方改革の意識はあるけど、現実的に業務は減らない、人が足りない」といった職場や組合員に対し、その物理的な阻害要因を具体的にどう解決していくかを一緒に考えていきたいと思っております。

先期には、「書類削減案の投稿窓口をつくる」こと、「全職種の意見を幅広く聴く仕組みを作る」ことを会社に要望しています。

今後も会社側と継続的に話し合いを行い、業務効率化の推進と業務削減を働きかけ、昨今のような変革期の中においても楽しく働ける就労環境を実現できるよう活動してまいります。

【2.賃金交渉】

組合員の皆様にとっては会社の業績に見合った賞与の支給、ベースアップがモチベーション向上の一つになると思います。
日々の皆様の頑張りや要望を、会社側との交渉団である中央執行部に正確に伝えることにより要望の達成に協力してまいります。

先行き不透明な経済状況から、今後の賞与交渉は難航が予想されております。
また、過去の組合員からの意見などから、個人レベルでは「業務効率化に尽力し残業時間は減ったが、結果として給与も減ること」や、「職制毎の給与体系」などに関し不満を抱えている方もいらっしゃるのではないかと思います。

そのようなご意見を、定期的に実施している「組合アンケート」に書いていただきたいです。

近年は賞与水準が高かったこともあってか、回答率が大幅に低下しております。 組合員から多くの意見があれば会社側としても社員の処遇向上に向き合わざるを得なくなります。
アンケート回答については、これまで以上に皆様にご協力していただけますよう、執行部としても啓発活動を実施してまいります。

【3.レクリエーション】

今期も新型コロナウイルス感染状況などの社会情勢を注視しつつ、恒例で実施していた『潮干狩り&BBQ』や『収穫祭(農業体験)』の企画を充実させる方針です。
また、その他新しい企画も検討していきたいと考えておりますので、ご希望のレクリエーションがあればご意見いただけると幸いです。

開催にあたっては家族、職場、同期などでお誘いあってのご参加をお待ちしております。

≪おわりに≫

今期77期の東京土木支部執行部は、新しく2名が参加し、総勢9名の体制でスタートします。
所属も年次も様々なメンバーですが、皆がそれぞれ問題意識を持ち、意見を言い合える、おもしろいチームです。

就労環境をより良いものへ、そして皆さまが働く会社をより良くするために、どんな形でも良いので、ご意見あれば東京土木支部執行部へ。

今期一年間、引き続きのご理解とご支援、さらには積極的な組合活動へのご参加をお願い申し上げます。